「家庭犬のしつけ・トレーニング」の基本の「き」というと、どんなことを思い浮かべますか?

おすわり、待って・・・みたいなことじゃない?という方が多いかも知れません。

お手、おかわり・・・なんて言う方もいそうな感じです。

私が大切にしたい基本の「き」は、
『名前を呼んだらこちらを見てくれる』こと。

しかも、「なぁに~?」と期待を込めて。

こちらを見てくれれば、次のお願い(おいで、おすわり、待ってなど)も伝わりやすくなりますね。

「呼ばれた、やばい!」「まずい!」「怖い!」であってはいけません。

そういう気持ちにさせてしまうと、名前を呼ばれると顔をそむけたり、逃げたり隠れたりするようになってしまいます。

名前は、なんとなく覚えるものだと思っていませんか?

実はトレーニングの基礎として、短期間でしっかり教えてあげることができるんです。

私たち人間が、自分の名前を呼ばれると反射的に振り返ってしまうのと同じように

わんちゃんがしっかり自分の名前に反応できるようになれば

拾い食いを未然に防いだり、犬や人に吠えかかるのを回避することなどにも、つなげていくことができます。

慣れた環境、誘惑がない場所では、簡単に耳に届いていた名前も、

騒がしい場所、慣れない環境、気になるものが多い状況だと、わんちゃんにとっては、これがまた急に難しくなります。

少しずつステップアップするための練習方法や、難しい環境でのフォローの仕方も、飼い主さんに学んで頂けたらいいなと思っています。

日々の生活に役立つこと間違いなし!です。