昨日の地震では、ここの地域も大きめに揺れてドキッとしました。

皆さんのわんちゃんは、地震が来たときにどんな行動をしますか?

そして皆さんは、わんちゃんに対してどのように対応していますか?

 

 

グラッときたら、わんちゃんは不安そうな顔で起き上がり、飼い主さんの顔やカタカタ音がする方を見るのではないでしょうか?

そんなときは慌てずに、笑顔で「おいで~!」と明るく呼ぶのがおススメ。

それからスペシャルなおやつを大盤振る舞いします。

 

揺れるたびにこれをしていると、そのうち揺れを感じたら呼ばなくても走ってきてくれるようになります。

食べ終わる頃には地震のことも忘れているはず。

特別な美味しい食べ物と、飼い主さんの落ち着いた態度は、地震に対する不安を緩和・解消してあげることにも役立ちます。

 

 

と、これはそれほど大きくない地震の場合。

大地震のときは、まず飼い主さんが自分の身を守ることが先決です。

わんちゃんを捕まえに行くことは難しいかもしれませんから、自分から来てくれるように習慣づけておくと良いでしょう。

 

カラー、リード、ハーネスは問題なく付けられますか?

緊急時に手間取らないためにも、普段からスムーズな装着ができるようにしておくことが大切です。

ハーネスを見ると逃げる、リードを付けようとすると咬む、では困りますよね。

小型犬なら、合図でお膝に乗って抱っこされるように教えておくと便利です。

「ハウス」でクレートやキャリーバッグに入ることができれば、それも使えるかもしれません。

連絡先を書いた迷子札は、24時間、おうちにいるときも常につけておいてあげましょう。

 

と、ここまででも、教えておくと良さそうなことがいくつか出てきました。

「おいで」「お膝に乗る」「抱っこ」「ハウス」「犬具のスムーズな装着」

「不安な気持ちのときにもらった物を食べる」というのも、練習しておくと良いことの1つです。

リンはいろいろな状況下でもらったものを食べる練習を続けてきました。

 

トレーニングは犬に上下関係を知らしめるためのものではありません。

トレーニングとは、日々の暮らしやすさのための習慣作りであり、それが緊急時にも生きてきます。

普段できていないことが緊急時にもできないのは、人も犬も同じです。