たかが言葉、されど言葉。
実のところ、「犬のしつけ」とか「訓練」といった言葉があまり好きではありません。
なんとなく上から目線で、異種の生き物に対して人間の都合を一方的に押しつける行為のように感じてしまうのです。
もちろん、皆さんにわかりやすいように「しつけ」とか「トレーニング」という言葉は使っていますが、人と犬が「一緒に練習する」という気持ちで取り組んでいます。

お散歩で歩調を合わせて歩くのも、
他の犬に吠えたりしないでやり過ごすのも、
オスワリやフセやマッテも、
足拭きや歯磨きも・・・。
「訓練して入れる」のでも、「従うようにしつける」のでもなく、
「一緒に練習を重ねてできるようになる」協調関係であってほしいと思っています。
うまくできないのは犬が悪い子だからではありません。
犬にわかりやすい親切な伝え方をしたり、成功へのフォローをするのは人間の役目。
ん???
いえいえ、実はそれすら逆転することがあります。
自分は下手くそだったのに、犬のおかげでうまくいった!ということも起こり得るのです。
インスタグラムにも載せたこちらの動画、実は何度か撮り直しをしました。
うまくできなかったのは私。
動きながらのスマホ撮影が下手で、斜めになったり、床ばかりを映してしまったり。
そんな私のために、マイは何度も上手にお花を届けてくれました。
マイの協力のおかげで完成した動画です。
ありがとう、マイ。
犬と動くテストやパフォーマンスでも、本番の緊張で人がテンパってしまったときに、犬が練習の成果を発揮してフォローしてくれることがあります。
そういう経験をすると、きっと愛おしさが倍増することでしょう