普段から、わんちゃんとマメに練習しておきたいのが「おいで」です。
「おいで~」と言われたら、「呼ばれた!うひょ~♪」と喜んで来る!
気になるものを捨て置いても、とにかく来る!
急いで、一目散に、来る!
それが、まさかの場合にわんちゃんの命を救うことになるかもしれません。
普段できていなければ、緊急時には絶対にできません。
教えたつもりでも、いろいろな場面で経験しておかなければ、うまくいきません。
だから何度も、さまざまな状況&環境での練習が必要なのです。
家の中で呼んだら、必ず来てくれますか?
ドッグランなどで、もう帰りたいのになかなか捕まらない、なんてことはありませんか?
ロックオンしたものがあっても、呼ばれたら踵を返せますか?
「おいで」の成功の秘訣は、お名前への反応を良くしておくこと。
多頭飼いの場合、呼ばれた子だけが来るように教えることもできます。
使える「おいで」にするためには、おやつをガサガサ用意してから呼ぶよりも、来てくれてからご褒美を出す方が良いですね。
せっかく来てくれたのに「なんですぐに来ないんだ!ダメじゃないか!コツン!」なんていうのも絶対にNGです。
これ、実に良く見る光景です。
来てくれたんだから褒めてあげなくちゃ~と、叱られたわんちゃんが気の毒になります。
来たのに手を伸ばしたら逃げる…というあるあるな失敗を避けるためには、
普段から「おいで」と体に触れることをセットで教えておくと良いでしょう。